2024/06/30「キリストが私の内に」ガラテヤの信徒への手紙2:15~21 牧師 中野 実
◇人間の歩みは禍の歴史と思うほど、厳しい現実が私たちを取り巻いている。私たちは死と滅びへと向かっているのだろうか。しかし私たちキリスト者は神の子とされ、教会は神の民として召し出された。何故だろうか。◇…
◇人間の歩みは禍の歴史と思うほど、厳しい現実が私たちを取り巻いている。私たちは死と滅びへと向かっているのだろうか。しかし私たちキリスト者は神の子とされ、教会は神の民として召し出された。何故だろうか。◇…
◇有名な、放蕩息子の譬えである。弟息子は、父親の財産の生前分与を要求する。彼にとって父親はカネでしかない。彼が遠い国へと出かけるのは、今の自分は、自分ではないという意識の反映である。彼はそこで、酒、物…
◇ヘブライ人への手紙は、旧約聖書に出て来るさまざまなイメージを用いて書かれている。エサウは一杯の豆のスープと引き換えに長子の権利を売り渡してしまう(創25・27章)。長子の権利とは、神様の祝福、「神様…
◇主イエスはパンの奇蹟を巡って、私たちが生きていく上で必要な食べ物へと話しを続けておられる。自分たちにも奇蹟を起こして欲しいと願い、カファルナウムまで主イエスと弟子たちを追って来た群衆に対して、主イエ…
◇エルサレムでの病人の癒しに続いて、ガリラヤでもイエス様は病人を癒されたであろう。群衆は、イエス様が自分たちの所でどんな奇跡をなさるのかと、イエス様に注目していた。パンの奇跡は、4つの福音書すべてにあ…
◇初の宇宙飛行をしたガガーリンが、「地球は青かった。見回しても神は見当たらなかった。」と言ったことで、神様がどこにおられるのか論争が起こった。神様は空や宇宙におられるのではなく、私たちが見ることのでき…
◇聖霊降臨日の出来事で誰に聖霊が注がれたのかはっきりしている。それは弟子たちであった。人々は「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか」(2章7節)と驚いた。◇その50日前と更にその前に起こ…
◇ユダヤには安息日に何もしてはいけないという規定があった。安息日に癒しの業を行われた主イエスを、ユダヤ人たちが執拗に糾弾している様子がヨハネによる福音書5章に伝えられている。31節以下47節までは、主…
◇ヨハネ5章のベトザタの池での癒しは、イエス様が安息日に行われたことである。イエス様はこのことを通して、安息日は、「人間が何もしない日」ではなく、「神様が私たちのために働いていてくださることを覚える日…
◇イエス様はその人の病んでいる部分だけではなく、その全人格を見てくださって、圧倒的なお働きを注がれる。イエス様の働きを受ける一人ひとりは再創造されている。◇5章9節でイエス様に癒された男は、今まで横た…