2025/10/12 「イエスの足元に」 ルカによる福音書17:11~19 神学生 渡辺 光
◇この物語はしばしば一人のサマリア人が神の前に正しい応答をして主イエスに賞賛されたのに対し、残りの九人のユダヤ人は主イエスのもとに帰ってこなかった残念な人々であるというふうに解釈される。しかし注意深く…
◇この物語はしばしば一人のサマリア人が神の前に正しい応答をして主イエスに賞賛されたのに対し、残りの九人のユダヤ人は主イエスのもとに帰ってこなかった残念な人々であるというふうに解釈される。しかし注意深く…
◇主イエスは山上の説教で「義に飢え渇く人々は、幸いである その人たちは満たされる」(マタイ5:6)と言われた。昔も今も神の正義と公平がこの地上に実現されているとは言えない。私たちは神様の求める正しさを…
◇アーマスト大学で学び始めた若き内村鑑三は、自分の心に潜む罪に悩み、自分が伝道者になる資格があるのかどうか思い悩む。シーリー学長の「なぜ、十字架の上で君の罪を赦されたイエス様にお委ねすることをせず、自…
◇「迷い出た羊のたとえ」について、ときに「1匹 の迷い出た羊を探すために99匹を山に残して羊 飼いが群れを離れてしまったら、99匹はいったい どうなるのか?」と問われることがある。しかしこの 譬えで私…
◇私たちは、十字架の出来事を、聖書を通して 繰り返し知らされており、それこそが信仰の中心 であることを繰り返し告白している。だが十字架 の出来事の描写は、共観福音書とヨハネ福音書 で異なっている。共観…
◇この夏は戦後80年という節目の年であり、体験 者の世代が去りゆく中、歴史をどのように次世代 に継承するかが問われている。家庭や教会もま た、その大切なことを受け渡す使命を担って いる。 ◇ヨハネ17…
◇8月は祈る機会が多い。私たち人間の内に「祈 りの心」というものがあることを、積極的に受け止 めたい。祈りの言葉は、普通の会話、説明、討論 の言葉ではない。直接の言葉かけ、というよりも、 心配している…
◇「人間は皆、キリストの裁きの場に出て、この地上で肉の体において生活していた時のことについて、申し開きをしなければならない。」パウロとその仲間、テモテ、テトスらはそう信じていた。だからこそ、「主を畏れ…
◇戦後80年の今年、教団は在日大韓基督教会と連名で「2025年 日本基督教団・在日大韓基督教会平和メッセージ」を公表した。また教団常議員会は「戦後80年にあたって、平和を求める祈り」を公表した。その中…
◇13節の「祈祷師」は、「悪霊祓い師」という意味である。彼らは呪文の一つとして「イエスの名」を使っていた。これに対して悪霊は「イエスは認識している。パウロも熟知している。」と言う。さらに「お前たちに悪…