2019/02/24
「すべてを満たされる神」
フィリピの信徒への手紙4:10〜23
副牧師 江原有輝子
◇パウロは、フィリピ教会が贈り物を通して福音の業に加わることを「主において非常に喜」ぶ。
◇パウロは「自分の置かれた境遇に満足することを習い覚え」「貧しく暮らすすべも、豊かに暮らすすべも知ってい」ると言う。パウロの人生は神のものであるから、どんな時も神様が導き強めてくださり、人間の目には不可能に見えることも神様にあって可能になる。
◇この個所は献金について私たちに教える。旧約聖書には収穫物の10分の1を献げよとある。新約聖書では、ファリサイ派の人の「私は全収入の10分の一を献げています」との祈りを見たイエス様は「義とされたのはこの人ではない」と言われ、貧しいやもめのレプトン銅貨2枚の献金を「だれよりもたくさん入れた」と言われる。豊かな者は感謝して大いに献げ、貧しい者はそれに応じて心を込めてお献げすればよい。献金は恵みである。神様はご自身の豊かさに応じて、キリスト・イエスによって、私たちに必要なものをすべて満たされ、私たちは献金を通してますます豊かになる。
◇私は、日本基督教団の宣教師として支える会で献金を募って宣教に出かける。宣教師は献金によってみ言葉への奉仕に専念できる。
◇パラグアイのピラポで、日系教会が土地を買い教会を建てている。私の到着後献堂式と結婚式も行われると言う。これらの喜ばしい出来事は、宣教の業に祈りと贈り物をもって参与する方々に神様が与えてくださる天の喜びである。
◇神様が私たち「に必要なものをすべて満たしてくださ」るので、パウロは「わたしはあらゆるものを受けており、豊かになっています」と言う。
◇ピラポ教会の会堂建築前に知花宣教師は、3万ドル必要だがお金はないと言った。人々は「必要なものは神様が満たしてくださる」と信じて少しも疑わず、一年後の今建築は終わり借金もないと言う。私たちは、この教会を通して栄光を現そうとされる神様の御業を共に担うのだ。
◇この手紙の朗読を聞いて、フィリピの人々の心は燃え、祈りと贈り物を通して福音宣教の業に参与する喜びを味わったに違いない。私たちも、教会を通して神様の福音宣教に参与していこう。
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