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    2008年3月30日  
  IT技術の現状を学ぶ 
  信友会  荻原 雄二  


1.私のIT遍歴
総合電機メーカーに入社して、コンピュータ事業部という部門で主に鉄鋼や化学プラントの工程管理システムの計画、設計、製造を担当していました。当時は大型コンピュータ全盛で、専門知識を持った人だけがコンピュータに触れることができる時代でした。1980年代後半になると、情報システムの様々な試みがもたれ、私もCG(コンピュータグラフィック)やAI(電子知能)、分子設計、電子カタログといった従来の計数処理の枠を超えたシステムを経験してきました。やがてネットワークや画像処理などの技術を背景に1990年代後半から個人向けにパソコンが使われ始め、2000年代になって本格的なインターネットの時代に入ったのです。


2.インターネットの世界               
 20世紀のコミュニケーションを支えていたのは雑誌や新聞、放送、電話といったアナログ技術の世界だったのですが、21世紀に入るとデジタル技術の浸透と共にインターネットが私たちの生活に大きな変革をもたらしました。調べる、買い物をする、メールを出すなど日常生活が便利になると同時に世界中の人たちと瞬時に通信ができ、地域や国境を超えたコミュニケーションや情報入手が可能となりました。


3.インターネットの機能
インターネットでできることを機能別にみてみましょう。私たちのライフスタイルがここ数年で大きく変化してきたことが読み取れます。
(1)情報検索 
@ WWW いろいろなホームページを見ることができます。WWWはWorld Wide Webといい、直訳すると「世界中に広がるくもの巣」という意味です。お互いの関連する情報が結びつき、次から次へと知識や情報が広がっていくように、WWWでは世界中の情報にアクセスすることができます。
A サーチエンジン インターネットの中から自分が知りたい情報を探すソフトで代表的なものにYahooやGoogleがあります。

(2)情報発信
@ WEBサイト(ホームページ):インターネット上に様々な情報を発信するための仕組みで文字だけではなく写真や音やビデオなども発信することができます。
A ブログ:「WebLog」の略称で、無料で簡単に情報発信ができるホームぺージの形式の一種です。画面デザインなどいちいち考えずにワープロ感覚で書いたものがそのままホームページになります。
                           
(3)コミュニケーション
  @電子メール:伝達手段として、手紙より気軽に、電話より確実に伝わる電子メールは今ではすっかり定   着してきました。
ASNS(ソーシャルネットワーキングシステム):友人同士、趣味や学校の仲間といった実社会の人間関係をもとに形成されたネット上のコミュニティ。多くの場合、「招待」がないと入れないので、信頼度の高い、新しい人的コミュニティ社会を形成されてきています。
(4)ネット配信 インターネットは音楽配信やネット取引で流通形態を大きく変えました。マッキントッシュ社のIpodに代表されるように音楽は「CDで聴く」のではなく、「ネットから引張ってくるもの」になってきています。映画もレンタルビデオ屋さんへ行くのではなく、ネット配信の時代になるでしょう。


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